scrap book スクラップとは、断片、かけら、そして新聞や雑誌の切り抜きのこと。われらが植草甚一さんも、自分の好きなものを集めて、膨大なスクラップ・ブックを作っていた。ここでは、著者の連載から、対談、編集者の雑文など、本になる前の、言葉の数々をスクラップしていこうと思います。(編集部)

第1回 バングラデシュのレンガ工場(1)

はじめに

みなさん、はじめまして。

野球にはまったく興味ないけど、俗に「松坂世代」と言われる1980年生まれの写真家・吉田亮人と申します。

九州は宮崎市の出身で、現在は京都市に住んでおります。僕は元々小学校教員をやっていました。それがいくつかの本当に数奇な運命を経て、2010年に写真家の道を歩み始めることになったのです。

そんな僕がいま撮っているものが「働く人」です。

国内外問わず、さまざまな「現場」で働く人たちに肉薄し、「働くとはなにか」ということを考えたいと思って写真を撮っています。

この「スクラップブック」では、僕が写真を介在して出会った様々な「現場の人たち」の姿を写真と共にレポートしていきたいと思っています。

働くとはなにか。

その答えの一端がこのレポートの中から見えてきたら幸いです。

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