第1回
なに見ているの?
2015.04.09
胡同の黄昏
多田麻美
張全
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北京・胡同の四季 張全写真展
会期 4月10日(金)~4月17日(金)午前11時~午後7時(会期中、休みなし)
会場 「ブックカフェ 二十世紀」 千代田区神田神保町2-5-4 開拓社ビル
古書「アットワンダー」の2階(地下鉄・神保町駅A1出口から右手にまっすぐ30秒ほど)。胡同で人々が住む家屋は、狭く、日当たりが悪いことも多い。
だがだからこそ、胡同が多目的スペースとして生きてくる。
以前は時おり、道端の将棋用の机で宿題をする子供を見かけた。親が引く三輪リヤカーの荷台で本を読む子供や、市場の陳列台の下でドリルをする子供なども目にした。
そんな時と同じように、胡同の曲がり角でこの子と出会った時も、つい立ちつくしてしまった。
今、この胡同は消えつつある。夢が育まれた階段とともに。